令和3年

 

継続事業部門

 

 

 

 

 

 

                         

 

 

3 人形展示コーナー

 

(本部展示室)の充実

を図る

 

 

@     現在運営している常設の人形展示コーナー(入場自由、無料)を拡充して、増加しつつある外部来場者に日本の伝統人形の素晴らしさを十分理解してもらう活動を一段と強化する。

 

A     伝統的な衣裳人形はもとより、木目込人形、御所人形、押絵、羽子板、彫塑等質的にも量的にも展示作品の一層の充実を図る。

 

B     「人形相談コーナー」を設けて、人形に関する質問、問合せに対応する他、希望者については無料の人形づくりの体験教室の参加をすすめる。

 

C     外国人の来訪者が増加しているところから、対応に十分配慮する他、外国人向けの説明、紹介資料の充実を図る。

 

D     古典人形(当協会所蔵の観方コレクションから人形を精選)の特別展示について引き続き充実に努める。

 

 

継続事業部門

 

(教育、研究、研修等)

 

 

 

 

人形に関する教育、研究、研修活動の充実を図る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 会員に限らず広く外部の一般の希望者に働きかけ、本部、地区レベル双方で人形に関する教育、研究、研修活動の充実に努める。

 

@    本部主催の研究会、研修会を定期的に開催して、人形創作の技能レベルの向上を図る。特に技能レベル向上のため上位資格認定の習得者の増加を図る。

 

A    具体的な研究、研修会を下記の通り計画し開催する。

 

1)東京本部研究会

   毎週、定時定期的に各種の研究会を開催する。

   種目としては、衣裳人形、木目込人形を主体としつつ、

   御所人形、結髪等の指導、研修を行う

     年間開催回数 174  参加者 535名を予定する

 

2)東京地区研究会

   中央区、新宿区、中野区等を中心として人形教室を開催して、人形づくりの技能レベルの向上に努める。

       年間開催回数 72 延 420名の参加を予定する

  

3)大阪地区研究会

   本部教授を大阪に派遣、高レベルの技能指導を中心とした研究会を開催する。

    月1回(年12回)  参加人数 96名を予定

 

 

 

4)地方研究会

   各地区において会員中心の研究会の開催を実施する。

   地方の要望に応えて、本年度は重点地区として茨城、栃木、埼玉を予定し本部より指導者派遣を行う。

 

5)新人育成のための特別講習会の開催

   人形づくりに興味をもつ初心者を対象に、各地区人形教室で無料講習会を開催して、人形づくり参加者の底辺拡大を図る。

 

6)夏季特別研修会の開催

   新作人形の創作指導のため本部で中央研究会を夏期に開催して、参加者の人形創作技術の向上、多様化に努める。本年度は720日〜21日を予定している。

 

B    評価、表彰関係

   会員をはじめ一般外部参加者を含め、個人の人形創作活動や人     形教室単位の活動成果を本部において多角的に公正な評価を行って、成績優秀と認められる者については、表彰を行う。  また、認定制度の充実を図り、技能の向上段階に応じて希望者については、適正な認定評価を行い、上位資格の習得を推奨する。

   表彰としては、下記のものを実施する

 ・年間を通じて本部主催の各種活動において特に顕著な功

積が認められるもの

   ・人形教室活動や後進指導の面で特に大きな功績が認められるもの

・個人展、人形教室展、グループ展等を主催又は参加したもののうち人形文化の普及・向上に貢献度が特に高いと認められるもの

 

C 海外活動関係

1)人形に興味をもつ在日外国人に対する働きかけを一段と強める。

 

2)会員主体の海外人形教室の充実を支援し現地の人達に日本文化としての人形の素晴らしさを味わってもらう。

 

)海外での人形展示に積極的に参加して、日本の伝統文化としての人形の普及向上に顕著な成果を収めたものに対して、特別表彰を行う。

 

 

継続事業部門

 

(情報活動)

 

人形文化の普及向上を目的とする当協会に活動を広く一般の人達に理解してもらうべく各種の広報活動を強化する。

 

@     広く外部の希望者に人形づくりの楽しみや喜びを味わってもらうための無料人形教室を開催する。

 

A     人形に関する外部からの問合せ等に即応する「相談コーナー」を一層充実する。

 

B     機関紙「緋楽」の内容の充実に努め、会員にのみならず外部者にも配布を拡げる。

 

C     新聞・テレビ・ラジオ等のマスコミ関係からの取材(収録、出演、出品依頼等)に対しては、最大限の協力を行って、人形文化の普及向上に努める。

 

D     創作人形の新作品や教材を外部にPRし、人形創作活動向上に資する。

 

 

その他の事業関係

 

(人形教材等の配布)

 

当協会の事業活動として、人形教材の入手希望者への配布であるが、これは収益事業として収益目的というより、地方会員をはじめ多様な希望者に低廉な価格で、適時に必要とする人形教材を提供することが事業目的となっている。

その意味では、人形文化の普及・向上を目的とした人形づくりのために必要不可欠な手段としての、教材提供事業という性格が強い。

 

 

@ 希望者のニーズに適合する人形づくりのための人形教材の充実を図る。

 

A 新作品の開発に努め、新しい教材を提供し人形づくりを活性化する。

 

B 多様なニーズに即応できる教材供給体制の充実に努める。 そのため適切な在庫管理体制の構築と、希望者に早期入手を可能とする配送荷物体制(低廉で迅速な運送事業の精選)の整備を重点的に行う。

 

C なるべく低廉な価格で希望者に提供できるよう、入手先ルートの開発に常時最大限の努力をする。

 

                               以    上